無用の出費にご注意を・・・事例(4)

2012.12.13|円満・円滑。賢い相続対策

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不動産や生命保険といった「よくわからない、大きな買い物」をする場合、多くの人は、よくわからない費用を請求されても、それが必要なのか何なのか、よくわかりません。
だから、よくわからないお金を、よくわからないままに払ってしまうことになりがちです。

ということで、相続に関する私の事例です。

相続発生前のことですが、相続対策として、借地であった自宅の建つ土地を、私が購入した時のことです。
銀行からの必要経費の見積もりに、「登記費用」という項目があって、ここに結構な金額が書かれていました。
不動産の専門家ではありませんが、登録のための印紙税にしては高すぎるということは一目でわかります。

だから、「これ、なんでこんなに高いのですか?」と聞いてみました。
すると「司法書士への費用を含む」との回答です。
私と大家との取引なのに、銀行様が司法書士の手続きまでしてくれるとは・・・とは思いましたが、しかし、それにしても高いので、「不要です」と言いました。
本当に必要なら、仲間の司法書士さんに依頼します。

すると、銀行の担当、こう言いました。

「司法書士さんが居ないと困るんですけど・・・」。
「こっちは全然困らないよ」
「・・・困らないんですか?」
「困るワケないでしょ。なぜ困るの?」
「登記の必要がありますよ」
「それはこっちでやるから」

これを大家に言ったら、
「そうですよね。銀行さんに頼む必要はないですよね。こっちで司法書士さん、用意しますよ」
それなら更にイイや・・・と思ったら、費用は私持ちとのことなので、同様に断りました。
私の買い物だから、私が払うのは仕方ないのかもしれないけど、でも、銀行にとっても大家にとっても、私が客ですよ。大家なんか、千万単位の金をもらうワケだから、「それぐらいアンタが出してもイイんじゃないの?」という気もします。

まあ、これはさておき、ここからが本題。

後日、銀行の担当者が、今度は土地ではなく、「建物の登記はどうしますか?」と聞いて来ました。
理由を聞けば、「五十田様の名義になったことを確認しないと、リフォーム費用がおろせませんから」・・・。
はいはい、わかりましたよ。もちろん建物の名義も親父から私に変更しますよ。当然でしょ。そのために土地を買ったんだから。

すると、
「そちらは司法書士が必要でしょ?」

なぜ土地の登記で「不要だ」と言ったのに、建物の登記で「必要でしょ?」になるのかわかりません。

「要らんって言ってるでしょ。そんなの、自分でやりますよ。そんなことで何万円も払う気、ないもん」
「そういうことって、自分でできるんですか?」
「できるに決まってるでしょ。ただの手続きだもん」

もちろん土地を買うのも、建物の名義を変えるのも初めてですから、やったことはありません。
でも、「きっと何てことないはずだ」と思いました。
会社設立の時がそうでしたから。
ということで、法務局に行きました。

受付で用件を言うと、相談窓口を案内されました。
すると、明らかに「定年後に司法書士になって、また法務局で使ってもらっている」といった感じのおじさんが出てきて、用紙を取り出すと鉛筆で記入を始めました。
そして、
「これが正本。これに副本を添えて・・・その他、これが必要書類。これをそろえて、またこの窓口まで持って来て下さい」
「正本って、これをパソコンか何かで作ってプリントアウトして来ればイイんですか?」
「そんなことする必要ないですよ。鉛筆で書いたから、その上からボールペンで書いて下さい。それをコピーすれば副本になります」
「それだけですか?」
「それだけですよ」

こんな作業に危うく何万円ものお金を払わされるところでした!

登記終了後の書類を銀行に持って行ったら、担当者は、
「ホントに自分でできるんですね~」などと間抜けなことを言っておりました。

こんな、ごく単純な手続き一つにも、無用の出費や無駄な作業が発生する可能性が潜んでいます。
これが相続全体、相続対策全体となれば、その可能性と金額は、何十倍にもなるはずです。
そうならないためにも、専門家によるコンサルティングが不可欠なのです。


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