親族が死亡したらとにかく急いでやらなければならないこと【相続放棄】

2014.1.14|円満・円滑。賢い相続対策

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【思わぬところに借金が・・】

親族が亡くなって、葬儀を終えた・・。
「ホッと一息」というところでしょうが、3ヶ月以内に確実にやっておくべきことがあります。

それは「相続放棄」

「さしたる資産はないが、借金はある」というケースは非常に多いものです。
「商売をしているわけでもないし、お金なんか借りていないだろう」と思われる人でも、

●親戚の誰かの借り入れの連帯保証人だった
●親戚や家族のためにお金を借りていた
●ショッピングカードやローンカードの残債

などは、あっても不思議ではありません。
私も、実際に母が死亡した際、「相続放棄」を行いましたが、まさか借金なんてあるとは思っていませんでしたから、かなり焦ったものです。

そうした場合は「相続放棄」を行いますが、その期限は原則として死亡から3ヶ月
3ヶ月なんて、あっという間です。
とにかく、葬儀が終わって落ち着いたら、借金がないかどうかを確認する・・これは非常に大切です。


【相続放棄の申立】

先述したように、期限は原則として3ヶ月です。
3ヶ月以内に、被相続人(=死亡した人)の最後の居住地の家庭裁判所に「申立」をします。

「申立」と言っても、難しいことではありません。
家庭裁判所に行くと用紙がありますので、それに記入し、必要書類を添えて提出します。
数日で「受理しました」という書類が到着すれば、相続の放棄は完了。
書き方や必要書類については、家庭裁判所で教えてもらえます。

相続放棄は相続人が個別に行うこともできますが、添付書類は共有できますので、相続人全員で同時に行った方が手間も費用も省けます。


【3ヶ月を過ぎてしまった!】

難しい法律用語は避けて、分かりやすい言葉で書きますね。

相続放棄の期限は原則として3ヶ月ですが、それは、死亡の事実を知った日、自分が相続人であることを知った日、財産の内容を知った日(=借金があることを知った日)から3ヶ月です。

行方不明・・なんて状況は滅多にないでしょうが、親戚であっても会った事がないとか、没交渉で連絡先もわからず、死亡を知らなかったというケースは、あっても不思議ではありません。
かなり以前に離婚していたので、死亡を知らされなかったというケースは結構多いようです。
また、私の母の時のように、全額が父の借金だと思っていたら、借り入れの半分は母の名義であり、そのことを後で知ったという場合もあります。
2ヵ月後に配達されたカード会社からの請求書に気付かなかった・・なんて場合も多々あるはずです。

そんな時は、死亡から3ヶ月以上が過ぎてしまっていても、焦ることなく、ただしできるだけ早く、申立をしましょう。


【あなたが相続放棄しても、そこで終わりではない】

あなたが相続を放棄しても、相続がなくなったわけではありません。
相続の権利は、あなたの次の順序の相続人に移行します。

死亡した人に配偶者と子供が居て、配偶者も子供も相続を放棄したとします。
その場合、死亡した人に兄弟がいれば、その人たちに相続権が移行します。
兄弟も死亡していた場合、その子供が親に代わって相続することになります(代襲相続)。

ということは、相続を放棄すると、おじさんおばさん達(またはその子供)に借金を押し付けることになってしまうわけですね。
いきなり督促状みたいなものが親戚の家に届いたらマズいから、自分達が放棄した後の面倒も見てあげなくてはならない・・と多くの人は思うものです。

一番単純なのは、「相続を放棄したので、相続権がそちらに移るから、そちらも放棄して下さい」と通知をすること。
ただし、普通の人は、いきなり「借金があります。相続放棄の申立をして下さい」なんて言われたら驚いちゃうので、では、どこまでこっちでやってあげようかな・・と考えることになります。

私の場合、ここでトラブルが起きてしまいました。
私は、親戚の分も全部やってあげるから、そちらで戸籍謄本だけ取って、送ってくれと依頼したのです。
そうしたら、一人だけ生存していた叔父さんが、その直後に亡くなってしまった・・。
すると、その息子(私のいとこ)が、「騙された」とか「ふざけるな」とか「お前は信用できないから弁護士を紹介しろ」などと狂ったような勘違いの言葉を並べ立て始めたのです。
もう、ただただ怒っていて、単なる手続きをしているだけなのに、私を悪者扱い・・。
頭悪すぎるから、何を言っても理解できないし、理解しようともしない。
他のいとこたちにも、私の悪口を言うし・・。
ものすごくストレスを抱えてしまいましたし、可愛がってくれた大好きな叔父さんの家とも、絶縁状態になってしまいました。

ホント、何が起こるかわかりません。
だから、相続放棄なんて単純な作業にも関わらず、私のような専門家でさえも、思いがけないトラブルに巻き込まれてしまうのです。

結局、そのおバカないとこは、弁護士に何万円も払って、手続きを依頼したそうです。
私の案内通りにすれば、謄本代の400円程度で済んだのに。
ザマミロ!です。
弁護士も、「あの人、ちょっとおかしいですね。怒るようなことではなく、単なる手続きだと説明しても、全然納得しないんですよ」と言っていました。

まあ、バカの話はこの辺でおしまいにして、この作業で面倒なのは、死亡した人の出生から死亡までの全部の戸籍謄本を取らなければならないことです。
ずっと一箇所に住んでいれば何てことはないのですが、実家があって、結婚して、何度か転居していて・・といった場合、何通もの謄本を取らなければなりません。
遠隔地であっても郵送で請求できますが、時間が掛かるし、「これで完了」と思ったら、またその前の本籍地があったりするし、古い謄本は1通750円も掛かるし・・というように、結構、面倒なものなのです。


【一番大事なこと】

最後に結論を。

相続放棄の申立自体は、少々面倒な手続きが発生したとしても、比較的単純な作業ですし、借金をチャラにできるのですから、ありがたい制度です。

大事なことは2つあります。

1つ目は、死亡後、できるだけ早い内に借金があるかどうかを確認すること。
そして2つ目は、できるだけ円満・円滑に相続をするために、事前に専門家に相談しておくことですね。

記事には何度も書きましたが、相続税が掛からない人ほど、相続が争族になりやすいもの。
それを避けるためにも、是非私にご相談下さい。

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